海外では、たくさんの行事がありますよね。
日本のお盆やお正月のように、海外でも決まった時期にお祝いをします。
例えば、ハロウィンやイースター、感謝祭など。
日本でも徐々に、「ハロウィンの仮装」や、「イースターエッグ」などが普及してきていますよね。
しかし、それぞれのイベントの意味など詳しいことは、あまり知らないという方が多いかもしれません。
私はカナダに住んだことがあり、それぞれのイベントを一通り経験しました。
今回は、海外の行事である感謝祭・イースター・ハロウィン・クリスマスについてまとめています。
感謝祭とは?
感謝祭とは、Thanksgiving Dayと言います。
北米で祝われるイベントです。
アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日と決まっています。
「イギリスへの移民たちが農耕を学んだのち、その最初の一年の収穫を祝った宴」が起源と言われています。
感謝祭の内容としては、家族や友人などが集まって楽しく食事をするというもの。
私も同じ感謝祭のシーズンに、2家庭の家に行ったことがあります。
「ごちそうをみんなでありがたく食べる」というのがとても印象的でした。
そのメニューの内容としては、
(これはどの家庭でも食べるそう)
・マッシュポテト
(日本のポテトサラダと違い、バターと牛乳で味付けしています)
・グレービーソース
(七面鳥にかけて食べる。肉汁から作るソースでカナダでとても有名)
・コーンブレッド
(とうもろこしが入ったパン)
これらは鉄板のメニューになっています。
七面鳥の丸焼きが入っていると、とても豪華ですよね~!!まさにパーティと言う感じです。
ちなみに、感謝祭の日は祝日とする日が多く、その翌日も祝日となり連休となることが多いです。
また、ブラックフライデーは感謝祭の翌日に行われるとても大きなセールです。日本では考えられないくらい安くなることもありますよ!え、9割引き!?なんてことはよくあります。
イースターとは?
イースターとは、Easter・キリストの復活祭のことです。
イースターの日は「春分の日(Vernal Equinox Day)の後、最初の満月の日の翌日曜日」と決まっています。春分の日が毎年変わるので、イースターの日も毎年変わりますが、必ず日曜日と決まっています。
キリスト教を信仰する方々が祝うもので、世界中の国々で祝われています。
「キリストが十字架にかけられたあと、3日後に復活した」という奇跡が起源となっています。
最近では日本でもイースターエッグというものが並んだり、イベントとしてペインティングをすることもありますよね。
このイースターエッグは、「卵が復活を象徴するものである」という考えからきています。
イースターエッグの色も、意味があるんですよ。(赤は太陽・幸福、ピンクは成功、青は健康、など)
また、イースターバニーといううさぎもイースターエッグとセットとなっています。
うさぎはイースターのシンボル。うさぎが多産であることから、子孫繁栄の象徴と言われています。
イースターの内容としては、家族で教会に行って礼拝をし、家族でごちそうを食べます。
イースターのごちそうとしては、それぞれの国によって異なりますが、子羊やハムが並ぶ過程が多く、ケーキやお菓子など、卵や乳を使ったたくさんの食品も並ぶそうですよ。
うさぎの置物を飾ったりしますね。
イースターエッグ探しなどの卵を使ったゲームをしたりして、家族で過ごします。
ハロウィンとは?
ハロウィン(Halloween)とは、毎年10月31日に行われる行事。国々で催されています。
「ケルト人の収穫祭」が起源とされています。収穫祭が起源となっている行事は多いですね。
ハロウィンで仮装をするのは、もとは「悪い霊(魔女や悪魔)から身を守るため」です。
最近では、ハロウィンパレードなども行われていますよね。
ハロウィンパーティというと、仮装パーティのような感じで、かぼちゃにちなんだお菓子などを食べる日になっていますね。
ハロウィンの日は、「ジャック・オー・ランタン」というかぼちゃをくりぬいた飾りを飾ったり、子供は「Trick or Treat」と言いながらお菓子をもらったりします。
本当に近所じゅうをまわるのか、日本だとあまり想像できないと思いますが、本当に子供たちは各家庭をまわりますよ!
私が住んでいた家でも、玄関に大量のお菓子をかごに準備して、子供が来たら配っていました。キャンディーなど、小さいお菓子が多いと思います。子供たちもお菓子用のかごを持って、たくさんのお菓子に目をキラキラさせていたのが印象的ですね~。
日本では、知らない家にピンポンするのはとてもためらいますよね。カナダではこの日だけ、という感じで許されている感じでしたよ。
クリスマスとは?
クリスマス(Christmas)は、12月25日にイエスキリストの誕生を祝う日で、キリスト教の祝日です。
クリスマスは、自宅で家族と過ごします。まさに、日本のお正月という感じです。クリスマスツリーを買って家に飾ったり、美味しい料理を楽しみます。
その料理は、感謝祭に食べる料理と似ています。七面鳥の丸焼き(ローストターキー)を食べることが多いですが、クリスマスディナーは国によって異なります。
日本でも、チキンを食べるのが定番になりつつありますね。
ハロウィンが終ってからクリスマスにかけては、クリスマスカードを送る習慣がありますよ。日本ではまだそこまでなじみがないと思いますが、年賀状に少し近いでしょうか。
デコレーションされてとても可愛いクリスマスカードが、町中で売られています。
クリスマスプレゼントは、子供が楽しみにしていますが、もともとは「キリストが生まれたときに東方の博士が持ってきた贈り物」とされています。
最初はシンプルなものでしたが、段々と商業的な意味合いが強くなり、今ではクリスマス=プレゼントをもらう日、というのが定着していますよね。
比較表まとめ
それぞれのイベントの違いを、表にまとめました。
名前 | 感謝祭 (Thanksgiving Day) |
イースター (Easter) |
ハロウィン (Halloween) |
クリスマス (Christmas) |
どこで? | 北米 (アメリカ、カナダ) |
キリスト教を信仰する国々 | 世界中の国々 | キリスト教を信仰する国々 |
いつ? | 11月の第4木曜日(アメリカ)
10月の第2月曜日(カナダ) |
春分の日の後の最初の満月の日の翌日曜日 | 10月31日 | 12月25日 |
内容 | ・家族や友人と集まって楽しく食事をする | ・家族で教会に行き、家に帰ってごちそうを食べる | ・仮装してパーティをする
・子供はお菓子をもらいに近所をまわる(Trick or Treatと言いながら) |
・自宅で家族と過ごしごちそうを食べる
・クリスマスカードを贈る ・プレゼントを贈る |
その他 | ・感謝祭の翌日がブラックフライデー | ・イースターエッグは復活の象徴
・イースターバニーは子孫繁栄の象徴 |
・もともとハロウィンに仮装するのは、悪い霊から身を守るため | ・クリスマスプレゼントは、最初は質素なもので段々と商業化していった |
それぞれ似て全く非なるものですね。特にイースターや感謝祭はあまりなじみがないですが、海外に行くと、必ずお祝いする大きな行事です。
初めて海外で過ごすときや、日本でお祝いをするときの参考になればと思います。
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