仏滅や大安といった毎日の吉凶を表す六曜の中で、仏滅は最も悪い日とされています。
そんな日にお歳暮やお中元を持って行く、または届いてしまうのはアリなのでしょうか?
それとも避けた方がいいのでしょうか?
今回は、お歳暮について気になることをまとめました。
お歳暮を仏滅に持っていくのは避けるべき?
お歳暮を相手の家に持っていく場合、相手が仏滅を気にする方なら持っていくのは避けるべきといえます。
今時、仏滅とかを気にする人がいるの?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実は年配の方の中には仏滅を気にする方が少なくありません。
ですから何も気にせずにお歳暮を持っていって、その日が仏滅だったら気にする側としては「仏滅の日に持ってくるなんて…」という気持ちになります。
若い人であれば仏滅を気にしないという考えが多いかもしれませんが、もしもお歳暮を持参するのであればカレンダーで仏滅を確認して、相手に都合のいい日を聞いてからにしましょう。
年配や自分より目上となる人には仏滅を気にする方は意外といらっしゃいます。
仏滅に配送された時は気になる?
お歳暮を仏滅の日に持参ではなく配送となる場合、これも仏滅を気にする人であればせっかくのお歳暮であっても、あまり良い気持ちはしないかもしれません。
ただ配送状況によっては仏滅となってしまったり、配送日は仏滅ではなかったけど再配達を頼んだら仏滅だったというのも考えられます。
この場合は配達状況や相手の都合によるものが要因なので、そう心配しなくてもいいかなと思います。
お中元を仏滅に持って行くのは?
お歳暮と同じ季節柄の挨拶としてお中元がありますが、こちらも仏滅を気にする人や年配の方へ持って行く場合は避けた方がいいでしょう。
仏滅や大安といった六曜はその名の通り六日毎に変わるのが基本なので、1年を通して仏滅は存在します。
六日毎なので1か月に大体4~5日仏滅があります、
お歳暮は仏滅はダメだけどお中元は大丈夫ということはありませんので、贈る相手が高齢の場合など仏滅を気にするのが分かっている場合は仏滅を避けましょう。
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相手の都合のいい日が仏滅だった場合
お歳暮やお中元を持っていく時に、相手の都合のいい日を聞いたらその日が仏滅だったということがあります。
こんな場合は仏滅を気にしない人は特に問題ないですし、気にする人もその日しか都合がつかないという理由から選んでいますから、この辺はあまり気にしなくても大丈夫ですよ。
お歳暮やお中元を贈るのはいつからいつまで?
ところで、お歳暮やお中元は贈る時期があるのをご存知でしょうか?
時期をずれても特に問題はありませんが、季節柄の挨拶を兼ねていますから時期に合わせて送るのがマナーといえますので、是非覚えておきましょう。
お歳暮
お歳暮を贈る時期は12月13日頃から20日頃までというのが一般的とされています。
どうして20日頃までなのかといいますと、20日以降は年末年始の準備でどこの家庭も慌ただしいからとされているからなので、お歳暮を贈る時は遅くとも12月20日頃までにと考えてください。
ただ、地域によって若干違いがあるので、12月20日頃までに届くまたは持参するのが無難ですね。
お中元
お中元の場合は、7月下旬から8月15日頃までが贈る時期となっています。
ただし、こちらもお歳暮同様に贈る時期には地域によって違いがあります。
お歳暮に比べるとお中元の方は地域によって贈る時期に違いが結構ありますので、贈る相手が住んでいる地域の時期を一度調べてから贈った方がいいかもいしれませんね。
お歳暮やお中元を贈る相手が喪中だったらどうしたらいい?
では、お歳暮やお中元を贈るときに相手が喪中の場合はどうすればいいでしょうか。
お歳暮やお中元を贈る相手が喪中の場合は四十九日法要が過ぎていれば、贈っても問題ないとされています。
これは自分が喪中の場合でも同じとされていますので、四十九日法要を過ぎていればお歳暮やお中元を贈っても大丈夫です。
ただし1つだけ、お歳暮やお中元に使われる熨斗(のし)には注意が必要です。
一般的なお歳暮やお中元には紅白の水引がついた熨斗が使われますが、これはお祝いを表すものなので喪中の相手に贈るのは失礼にあたります。
相手が喪中の場合にお歳暮やお中元を贈る時はこうした熨斗ではなく、白無地の紙で包装するのがマナーとされています。
もしもお歳暮やお中元を取り扱うコーナーやお店から贈る場合は、相手が喪中であることを店員さんに伝えて、白無地で包装してもらうようにお願いしましょう。
まとめ
若い方なら仏滅を気にするという考えはあまりないと思いますが、年配の方や目上の方となる人達の中には気にする方いらっしゃるのが分かると、贈る前に気をつけられますね。
また、贈った後に相手に「仏滅の日に届いた」とモヤモヤさせることがないので、ちょっとしたことですが贈った相手が気持ちよく受け取れる為のマナーといえるのではないかと思います。
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