ろうそくが床に垂れてしまったり、服や手に着いた時「アッ!落ちるかな?どうしよう?」と思うでしょう。
しかし、これからご紹介する落とし方を知っておくと落とすことが出来ますので、一度試してみてくださいね。
ろうそくの汚れの落とし方
ろうそくを使っている時、汚さないように気をつけていてもポタッと床に落ちたり、溶けたろうが服に付くすることがあります。
そこでこれから、ろうそくの汚れが付きやすい床(フローリング)・服・手と髪の落とし方をご紹介します。
フローリング
フローリングに付いたろうがまだ温かいなら、
- まずキッチンペーパーや雑巾でろうをしみ込ませます。
- その後、掃除用洗剤または中性洗剤をろうが落ちた場所にかけて、濡らしたスポンジや雑巾で拭き取ってください。
ろうが落ちた時に早く拭かなきゃと手元にあったタオルや布きんで拭こうとするかもしれませんが、ろうは布にしみ込むと落とすのに手間がかかりますので、フローリングのろうを拭き取る時はそのまま捨てられるキッチンペーパや雑巾を使ってください。
また、フローリングに落ちたろうが既に冷えて固まっている場合は、まずドライヤーで塊を溶かして液状にします。
溶かして液状になったら、後は始めに紹介しましたまだ温かいろうの汚れの落とし方と同じで、ろうをしみ込ませて洗剤をかけて濡れたスポンジや雑巾で拭き取りましょう。
服
服に付いたろうの汚れを落とす場合は、丁寧に扱うことが大切です。
- アイロン・キッチンペーパー・氷または保冷剤・スプーンかバターナイフを用意してください。
- そして、ろうのついた部分にキッチンペーパーを数枚重ねて、中温程度の熱さのアイロンを押し当てろうを吸い取ってください。
(生地によって温度は調節してくださいね)
この作業はろうがキッチンペーパーに付かなくなるまで、何回か繰り返してください。 - 次に氷か保冷剤をろうがついていた部分に押し当てます。そうすると吸い取れなかったろうが固まってきます。
- この固まってきたろうをスプーンやバターナイフでこすり取り、あとはそのまま洗濯してください。
ここで冷えて固まったろうを落とすのにプラスチック製のカードもスプーンやバターナイフの代わりとして使えますので、もし期限が切れたり使わなくなったポイントカードみたいなのがあったら、1枚取っておくとこういう時に使うことができますね。
以上が服にろうが付いた時の落とし方ですが、これは洗濯機で洗濯できる布地の場合なので、ドライクリーニングのマークがついている服にろうの汚れがついてしまった場合は、服を傷めない為にクリーニングに出しましょう。
髪
髪にろうが付いた時に急いでシャンプーしなきゃ!と思うかもしれませんが、シャンプーは皮脂の汚れを落とす洗浄力はあっても、ろうの汚れを落とすほどの洗浄力はありません。
髪に付いたろうを落とす時は髪を濡らした後に、コンディショナーやトリートメントをろうが付いた部分によくなじまして下さい。
これはろうの主成分の油をコンディショナーやトリートメントに含まれる油分で落とすという方法です。
ろうがなじんだらしっかり洗い落とし、その後はいつも通りシャンプー次にコンディショナーまたはトリートメントしてください。
手
ろうそくが手に付いた場合は火傷になる可能性もあります。
すぐに冷たい水でろうを固めてください。そしてろうが固まったら皮膚を傷つけない強さで塊を取ってから、ハンドソープで手を洗ってべたつきを落としてください。
もしべたつきが強い場合は、油汚れに強い食器洗い用の洗剤をべたついている部分につけて洗うとべたつきを落としてくれますよ。
キャンドルホルダーの汚れは落とせる?
ろうそくを灯す時に使うキャンドルホルダーやお仏壇のろうそく立てなどに、ろうそくの汚れがついた時、既に時間が経って塊としてしっかりくっついてしまっている場合、キャンドルホルダーが冷凍庫に入れられる大きさなら、冷凍庫に30分ほど入れてろうを固めてください。
冷凍庫でろうが固まったらそれを手ではがすように取っていくとポロっと簡単に取れます。
ろうが取れた後はキャンドルホルダーを食器洗い用洗剤で洗ってください。
もししっかりとくっつくほどではないろうの汚れの場合は、60度前後のお湯に食器洗い用の洗剤を数滴たらして混ぜ、そこにキャンドルホルダーをつけてください。
ろうそくのろうの汚れは溶かしたり固めて落とすのが基本です。
しかし、キャンドルホルダーをお湯に漬けておくだけですとお湯に溶けたろうがまたキャンドルホルダーについてしまい、結果として汚れが再度付着してしまいます。
そこで食器洗い用洗剤を入れて、キャンドルホルダーにろうが再び付着するのを防ぎます。
まとめ
ろうそくのろうの汚れは落とすのが厄介な感じがしますが、溶かすまたは固めれば思ったよりも簡単に落とすことができますので、まずはこの2つのポイントを抑えておくのがいいと思います。
またキッチンペーパー、氷、スプーンといったどこのご家庭であるもので、ろうの汚れは落とせますのでろうの汚れが付いてしまった時は、こちらで紹介した落とし方を参考にして頂いて慌てず騒がず落としてくださいね。
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