甘い香りと優しい味で飲むとほっとするココア、寒い時期は特に、温かいココアが美味しく感じられますよね。
このココア、意外と悩んでいる人が多い便秘に効果がある、という話を聞いたことがありますか?
そこで今回は、ココアは便秘の時にいつ飲むのがいいのか、有効な成分や、いつものココアに一工夫して美味しく飲む方法などについてまとめてみました。
ココアは便秘のときいつ飲むのが良い?
便秘を改善するためには、ココアはいつ飲むのがいいのでしょうか?
おすすめは、朝などの空腹時に飲むことです。
空腹時に急に冷たいものを摂取すると、腸への刺激が強すぎてしまってお腹を壊してしまったり、身体が冷えてしまってかえって便秘がひどくなったりするので注意してください。
朝食時のコーヒーをココアに変えてみるのもいいかもしれませんね。
というわけで、便秘を解消するためには、ココアは朝の空腹時に飲むのがおすすめですが、ココアのどんな成分が腸を刺激してくれているのでしょうか?
次はココアに含まれている成分について調べてみました。
ココアに含まれる成分は?
ココアにはどんな成分が含まれているのでしょうか?
豊富に含まれている、食物繊維とカカオポリフェノールについて、その効果などを詳しくご紹介します。
食物繊維
まず、便秘の改善に役立つ成分といえば食物繊維ですが、ココアパウダー(ココアのみのもの)には、カップ1杯あたり(ココア5g)で1.4gもの食物繊維が含まれているんです。
この食物繊維はリグニンという、カカオ由来の不溶性食物繊維が中心です。
不溶性なので水に溶けず、便をかさ増しすることで腸を刺激し、便秘の解消に一役買ってくれるんですよ。
ちなみに、食物繊維が豊富な食品と言えば、ゴボウなどの野菜が思い浮かぶかもしれませんが、ゴボウの食物繊維含有量は100ℊあたり、不溶性食物繊維で3.4ℊなので、比べてみるとココアの含有量がとても高いことがわかりますよね。
カカオポリフェノール
抗酸化作用がある成分として近年注目されているポリフェノール、ココアにはカカオポリフェノールという成分が含まれています。
このカカオポリフェノールには、活性酵素から身体を守る働きがあります。
このカカオポリフェノール、ココア1杯(5g)あたりで180mg含まれています。
一日のポリフェノール摂取量の目安が、1,000~1,500mgなので、ココア1杯で一日の摂取量の1/7くらいがとれそうです。
ただし、このカカオポリフェノールを含むポリフェノール全般の抗酸化作用は、摂取してから約2時間でピークを迎え、4時間ほどで消えてしまうといわれています。
効率的に成分を摂取するためには、午前と午後に分けるなどして、一日に2,3回摂取するといいそうですよ。
ただ、毎回同じココアの飲み方だと少し飽きてしまいますよね。
次は美味しいココアの飲み方をご紹介します。
おいしいココアの飲み方は?
ココアと言えば、牛乳でいれたものが思い浮かびますが、違うものでいれたり、色々なものをトッピングすると、一味違ったココアを楽しめますよ。
豆乳ココア
いつもの牛乳を豆乳に変えるだけで、コクがあるのにあっさりとしたココアになります。
気になるカロリーもおさえられるのも嬉しいポイント。
調整豆乳でも無調整豆乳でもどちらでも作れますが、調整豆乳にはお砂糖や油が含まれているので、カロリーが気になる時には無調整豆乳がおすすめです。
甘酒ココア
ちょっと意外な組み合わせにも感じられるかもしれませんが、甘酒の独特の風味とココアの風味はとてもよく合います。
特にお子さんなど、甘酒はちょっと苦手…という方におすすめです。
ココアの香りで甘酒が飲みやすくなりますよ。
作り方は簡単で、市販の甘酒に純ココアを溶かすだけですよ。
ココアくず湯
より身体を温めたいときにおすすめの飲み方です。
小鍋に純ココアと片栗粉、はちみつとお水を入れ、よくかき混ぜながら温めます。
生姜などを加えてもいいですよ。
トロリとしたココア風味のくず湯は、腹持ちも良いので小腹が空いたときにもおすすめです。
トッピング
いつものココアにちょっとだけトッピングを足して、アレンジしても美味しいですよね。
マシュマロは定番ですが、生姜やシナモンなどのスパイスを足すと簡単にアレンジできます。
映画「ショコラ」に出てきたようにチリパウダーを足したり、コショウも意外とスパイシーでココアの甘さとよく合いますよ。
まとめ
今回はココアは便秘のときいつ飲むのがいいのか、どんな成分が含まれているのかなどについて調べてまとめました。
私自身、妊娠中〜授乳中にカフェインを控えるためにコーヒーの代わりにココアを良く飲んでいましたが、確かにお通じはよかったな…と思い出しました。
今回まとめた飲み方で、これからもココアを楽しんでいこうと思います!
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