美味しいパンを買ってきたのに食べようと思ったらカビが生えちゃった!
こんな経験ありませんか?
昔は「パンのカビは削ったら大丈夫」と言われていましたが、実は目に見えて削れるカビ以外にもカビは存在しているので削れたから食べられるというものではないそうです。
では、パンのカビさせないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
またパンのカビを取り除くにはどうしたらいいのでしょうか?
パンのカビを防止する、食パンがカビない方法は
食パンのカビを防止したり、つけさせない方法にはどんなのがあるのでしょうか?
パンにカビが生える理由について
まず最初にパンにどうしてカビが生えるのかご存知でしょうか?
パンを作ったことがある方はよく知っていらっしゃると思いますが、パンを作る時に水や牛乳などを使いますが、市販のパンの場合約30~38%が水や牛乳などの水分とされているので、水分や水気を好むカビにとっては住みやすいといえます。
しかし、パンは材料をこねた後に200℃かそれ以上で焼きますので通常だとカビ菌は死滅しますが、空気中にカビ菌が浮遊していることがあり、滅菌され厳しい衛生基準を取っている工場内でも絶対付着しないとは言い切れません。
また買ってきて袋を開けたままにしていたり、不衛生な手で触ってしまうとカビを含んだ雑菌がパンにつきやすくなるので、これもパンにカビが生える要因となります。
冷蔵庫でパンにカビをつけさせない方法
どうしてカビが生えるかが分かったところで、パンにカビをつけさせない方法を冷蔵庫からご紹介していきます。
この時、食パンをジップロックに入れた後にストローで中の空気を吸って出来るだけ抜くと真空パックと同じようになるので、カビがつきにくくなる効果が高くなります。
食パンをよく食べるという方は、真空のパンケースを一つもっておくととても重宝しますよ。
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冷凍庫でパンをかびさせない方法
次に冷凍庫に入れてパンをかびさせない方法です。
冷凍庫でパンをかびさせないようにする為には、
この時にラップで包んだ後にアルミホイルで包むというひと手間を加えますと、冷凍焼けを防ぐことができます。
水分を好むカビのことを考えますとパンの保存には冷凍庫が一番向いていると思われますが、冷凍したパンを温める時は解凍してから温めるよりも、冷凍された状態でトースターや電子レンジで温めた方が風味を損なわずに食べられます。
ただし、水分がかなり抜けてパサパサした状態になっていますので、トースターで温める場合は霧吹きみたいなので全体にうっすらと水をかけてると、パリッとしてより美味しく食べられます。
それから食パンを冷凍保存する時にですが、あらかじめバターを塗って置いたり、ピザトースト風なトッピングをして冷凍保存すると、後はそのままトースターに入れて焼くだけなので、ちょっとした時短になりますよ。
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常温で保存する場合
常温で保存する場合は、夏場と冬場で異なります。
夏場の場合は、冷蔵庫や冷凍庫に入れるか、涼しい場所に置きます。ジメジメした場所では、パンも湿気てしまいすぐにカビがきてしまいます。
冬場の場合は、逆に冷蔵庫に入れると冷えすぎることもあります。すぐに食べるのであれば常温でもいいですが、2~3日のうちに食べないのであれば、冷凍保存するのがいいですね。
パンのカビの色にも種類が?
パンに生えるカビ。色の違いがあったり、同じパンに着いたカビでも違いがありますので、そんなカビについてご紹介します。
パンの白カビ
一見、白い粉がついているように見えるパンの白カビ。
白カビは低温で発生するカビなので、比較的色々なところに存在しています。
白カビがついていると異臭や明らかに見た目がおかしいという特徴や他のカビが一緒についているといったことが多いです。
パンの黒カビ
パンの黒カビは結露が発生する場所や水気が多い場所でよくみられるカビなので、例えばですがパンが濡れてしまったり、冷蔵庫や常温で保存していて水分を吸ってしまって通常より水分が多くなった時に発生します。
黒カビは水分が多い場所に発生しやすいカビなので、このカビが出た時は食品や保存している場所に水気が多すぎると考えられます。
パンの緑カビ
恐らくパンによくついているカビで、パッと見ると緑色ですがこれは青カビです。
青カビは食品全般によくつきやすいカビです。
青カビというとブルーチーズという食べ物がありますね。
ブルーチーズは青カビを付着して作るチーズなので、青カビなら食べられるかもと思われるかもしれませんが、ブルーチーズで使われる青カビとパンにつく青カビは同じとはいえませんので、青カビなら大丈夫とするのは危険な考えといえます。
パンのカビを取り除くには?
パンのカビと取り除く方法として、よく知られているのはカビが出ている部分を削り取るまたは切り落とすですし、最初にお話ししましたが私が子供だった頃は「パンにカビがついたら、その部分を削ったら大丈夫」とされていました。
しかし、現在はカビの生えたパンはその部分を削ったり切り落としても食べるのは止めた方がいいとされています。
なぜなら見えるカビの部分は削ったり切り落とせても目に見えない胞子がパンに付着したままになっているからです。
ですから、削ったり切り落としてもカビが生えたパンには胞子は残っているのでそれを食べるのはとても危険といえます。
こうしたことを考えますと、パンのカビを取り除く方法は削り取るや切り落とすがありますが、これはあくまでも見えている部分だけなのですべてのカビを取り除くというのは不可能に近いので、食べるのを避けた方が無難だと思います。
まとめ
パンについたカビは削ったら大丈夫と思っている方は多いと思いますが、実は目に見えない部分で胞子が出ていたりするので食べるのは危険というのがお分かりいただけたでしょうか?
カビがつく前に食べ切るのが一番いい方法ではありますが、それができない場合はここで紹介しました保存方法でカビを生えさせずに美味しさをキープできるようにすると、「あ!カビ生えちゃった!」とならずに済みそうですね。
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