色や種類も豊富で花束など贈り物の定番のカーネーション、いただいたお花は長く楽しみたいですよね。
最近は切り花だけではなく、鉢植えのプレゼントも増えてきましたが、鉢植えだと、育てる楽しみもあっていいですよね。
そこで今回は、カーネーションの水やりの頻度やお手入れの仕方、地植えにする方法などについてまとめてご紹介します。
カーネーションの水やりの頻度は?
カーネーションはどのくらいの頻度で水やりしたらいいのでしょうか?
湿気に弱く、比較的乾燥に強いカーネーションの水やりは「何日に一回」というように決めてあげるよりは、「土が乾いたらあげる」が基本です。
そうはいっても、ある程度の目安はほしいもの。
鉢植えの場合と地植えの場合に分けて、詳しく見ていきましょう。
鉢植え
カーネーションを鉢植えにしている時は、表面の土を触ってみて完全に乾いているようでしたら、鉢底から水が出るまでたっぷり与えます。
温度や湿度、日当たりなどによってこの頻度は変わってきますが、
また、つぼみが開く時期は乾燥しすぎると上手く花が咲かなくなってしまうこともありますので、乾燥させすぎにはご注意を。
地植え
鉢植えや花束のイメージが強いカーネーションですが、お庭や花壇などに地植えすることもできます。
地植えの場合も、土が乾いたらたっぷりが基本ですが、鉢植えと違って土が乾いているのか、どこまで乾燥しているのか分かりにくいですよね。
2、3cm掘ってみて完全に乾いているようならあげたほうがいいのですが、毎回確認するのはちょっと面倒です…。
ただし、これはあくまでも目安です。
というのも地植えは雨が当たるところに植えてあるので、雨がたくさん降ればもちろん、水やりは不要です。
水やりの頻度は、目安を参考にお天気と相談しながら決めると良さそうです。
というわけで、カーネーションの水やりは「乾いたらたっぷり」が基本ですが、その他にはどんなお手入れをしたらいいのでしょうか?
次はカーネーションのお手入れについてまとめてみました。
カーネーションの手入れはどうする?
カーネーションを育てていく中で、水やり以外はどんなお手入れをしたらいいのでしょうか?
定期的に行うお手入れとして、「施肥(せひ)」と「花がら摘み」、「剪定」があります。
この3つのお手入れの方法をまとめてご紹介します。
施肥(せひ)
聞き慣れない言葉かもしれませんが、施肥(せひ)とは肥料をあげることです。
たくさんの花を咲かせるカーネーションは、肥料もたくさん必要とします。
夏は休眠期なので不要ですよ。
鉢植えでも地植えでも同じように与えますが、地植えの場合は土中の養分があるので少し控えめでもOKです。
花がら摘み
枯れた花を摘み取るお手入れです。
終わった花を放置しておくと、病気の原因になりやすいので、こまめに摘み取るようにします。
花が咲いていた茎の、一番上の分岐点から摘み取るようにしてください。
摘み取るときには周りのつぼみを傷つけないよう、ご注意を。
剪定
花がひととおり咲き終わったら、切り戻しという剪定をします。
株全体を1/2〜1/3くらいに小さく剪定する方法で、新しい芽の生長を促します。
わき芽が出ているところを確認して、これが残るように剪定しましょう。
この切り戻しの剪定、花が残っていても梅雨の前に一度するようにしてください。
四季咲きのカーネーションであれば、秋にもう一度きれいな花が楽しめますよ。
また、秋に咲いた花が咲き終わった後にももう一度、切り戻しをして、株を休ませてあげるようにしてください。
カーネーションを育てるときには、この3つのお手入れをお忘れなく。
ちなみに冒頭でも少しお話ししましたが、カーネーションは湿気が高いと弱ってしまうことがあります。
プレゼントなどでいただくカーネーションは、きれいにラッピングされていることも多いと思いますが、そのままだと蒸れて弱りやすいので、早めにはずしてあげてくださいね。
ところでいただいたカーネーション、庭に植えるときに気をつけたほうがいいことはあるのでしょうか?
次はカーネーションの地植えの方法についてまとめました。
地植えする方法は?
カーネーションは南ヨーロッパや西アジアを原産とする多年草で、日当たりがよく、乾燥した気候を好みます。
植え付けは秋になり涼しくなってから行います。
水はけのいい土を好むので、腐葉土と堆肥を良くすき込んでおいてください。
鉢からカーネーションを取り出し、少し根をもみほぐしてから植え付けましょう。
蒸れを防ぐために、いくつか植えるときには30cmくらい間隔をあけるようにしてくださいね。
たっぷりお水をあげたら、植え付け完了です。
まとめ
今回はカーネーションの水やりの頻度や手入れの仕方、地植えの方法などについてまとめてみました。
カーネーションというと、花束など切り花のイメージが強かったのですが、調べてみると鉢植えの商品も多く、育て方も簡単そうでした。
いつも母の日には花束のカーネーションをプレゼントしていましたが、長く楽しめる鉢植えのプレゼントもいいな、と思いました。
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