一見美味しそうな柿、切ってみて渋柿だったとしたらショックが大きいですね。
私の自宅の柿は、毎年不思議なのですが、甘柿と渋柿が両方できるんです!
注意して食べるようにしていますが、間違って渋柿を食べてしまうと、かなりショックです。。
渋柿は一般的には干し柿にして食べるものですよね。
しかしもう切ってしまった柿でも、渋抜きして美味しく食べることができるのでしょうか?
また、切る前に渋柿かどうかあらかじめ見分ける方法はあるのでしょうか?
こちらの記事では、もし渋柿を切ってしまったときでもきちんと対処し、美味しく食べるための方法を解説します。
切ってしまった渋柿を渋抜きする方法
いったんカットした柿を渋抜きすることはできるのでしょうか?
柿の渋は「タンニン」という刺激のある成分でできていますが、このタンニンを不溶性にしてやると、渋みは感じられなくなります。
タンニンを抜く、つまり渋抜きにはいくつかの方法があります。
どれもおうちで簡単にできますので、ぜひ試してみてください。
冷凍する
ラップや密閉容器でも大丈夫です。
それから、冷凍庫に入れて3日以上寝かせます。
すると、渋が抜けて甘く食べられるようになります。
冷凍して凍ってからすぐに甘くなるわけではありません。
タンニンが多い柿の場合は日数がかかる場合がありますので、もしまだ渋が残っていた場合は冷凍庫に戻し、あと数日様子を見てみてください。
渋が抜けた冷凍柿は、常温に出して数分間置いておけば、シャリっとした食感のシャーベットのように食べられますよ。
アルコールで渋抜き
次に、アルコールを使った渋抜き方法をご紹介します。
そして、アルコールをまぶした柿をビニール袋などに入れて密封します。
空気をなるべく抜き、袋の口はアルコールが飛ばないようしっかり閉じましょう。一週間ほど室温で置いておくと、渋が抜けます。
アルコールを使う方法は、カビが生えにくくなりますし、雑菌なども減らせて衛生的なところが嬉しいですね。
オーブンやレンジで加熱する
オーブンやレンジで加熱すると、渋柿が甘くなることがあります。加熱するだけなので、とても簡単ですね。
どれくらい加熱するかですが、これはお使いのレンジのワット数などでも異なりますので、30秒ほど加熱してみて様子を見てみてくださいね。
干し柿にする
これが一番メジャーな方法ですね。
よく見かける干し柿は丸のままですが、切った柿でも干し柿は作れます。
柿を、5ミリほどの厚さにスライスします。
網や平らなザルなどに広げ、日当たりの良い場所に干します。
室内であれば、扇風機などで乾燥をうながすと良いですね。
干す前に少し、火が通らない程度に電子レンジにかけると乾燥が早くなります。
出来上がりはまさにドライフルーツです。
そのまま食べても良いですし、パンやお菓子に入れても濃厚な甘みと手作りならではのフレッシュ感が魅力です。
渋柿を見分ける方法
渋柿か、それとも甘柿なのか、切る前に分かれば嬉しいですよね。
私の自宅の柿の木は渋柿と甘柿が両方できるので、毎年まとめて収穫してから見分け作業に入ります。見分けるのは少し億劫ではありますが、渋柿を食べるよりはマシです。。
渋柿であれば真っ白で、甘柿であれば茶色い色の模様があります。更にその少し削った部分を食べてみて渋ければ、間違いなく渋柿です。渋ければ、ほんの一口でわかります。
ただし例外的な柿もあり、完璧な見分け方ではないのでご了承くださいね。
まとめ
今回は、
・切った柿を渋抜きする方法
・渋柿か甘柿かを切らずに見分ける方法
についてお伝えしました。
柿は日本の国果なんだそうですが、海外でもよく柿の木があるそうですよ。
渋柿も残さず美味しく食べる伝統と知恵、この先も伝えていきたいですね。
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