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マーガレットは雑草化しているのか,シャスターデージかフランスギク?

白い清楚なお花が印象的なマーガレット、春を代表するお花ですよね。

ガーデニングでも定番の種類でよく見かけるお花ですが、道端など「あれ、こんなところにも咲いている…」と思ったことはありませんか?

でもよく見てみると、マーガレットとはなんだか少し違うような気も…。

そこで今回は、マーガレットは雑草化しているのか、道端で咲いているお花の正体に迫ってみたいと思います。

目次

マーガレットは雑草化しているのか?

マーガレットが雑草化しているのか調べるために、まずマーガレットがどんなお花なのか、ご紹介していきますね。

マーガレットはカナリア諸島を原産とする、キク科モクシュンギク属の低木です。

春のお花のイメージですが、育て方によっては12~5月と、冬から春にかけて長い間お花を楽しむことができます。

原種のマーガレットだけではなく、品種改良された園芸品種や、近種と交配した品種もまとめて「マーガレット」と呼ばれています。

マーガレットというと、白いお花のイメージだと思いますが、改良された品種の中には、ピンクやクリーム、黄、赤、薄いオレンジなどのお花を咲かせるものもあります。

和名は「木春菊」といいますが、マーガレットの葉をよく見ると、確かにお鍋などで活躍する春菊の葉によく似ていますよ。

ところでこのマーガレット、特に原種に近いものは種ができにくく、種ができても発芽がしにくいものが多いんです。
そして極端な寒さや暑さに弱いため、植える場所によっては冬や夏を越せないことも…。

なかなか簡単に増えるわけではないので、どうやら雑草化しているのはマーガレットではなさそうです。

それでは、道端でみかけるマーガレットのようなお花はいったい何という花なんでしょうか?

道端にあるのは何という花?

道端でよく見かけるマーガレットに似たお花、実は「シャスターデージー」と「フランスギク」という2つの種類があります。

この2つのお花について、詳しくご紹介してみたいと思います。

シャスターデージー

シャスターデージーは、キク科レウカンテマム属(フランスギク属)の多年草で、フランスギクとハマギクを交配してできたお花です。

マーガレットのお花が咲き終わった頃、5月中旬~7月にかけて、白いお花を咲かせます。

常緑性で寒さに強く育てやすいので、冬の花壇などでも活躍することから、人気の品種です。

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フランスギク

フランスギクはキク科レウカンテマム属(フランスギク属)の多年草です。

こちらも、6~7月頃に白いお花を咲かせます。

ヨーロッパを原産とするお花ですが、江戸時代末期に鑑賞用として渡来し、栽培され、現在では野生化して日本のあちこちで見られるようになりました。

寒さに強い種類なので、北海道などの寒冷地でもよく見られますよ。

というわけで、実はシャスターデージーとフランスギクは親子の関係にあたるので、この2種類はとてもよく似ています。

どちらも繁殖力が強く野生化しているので、道端でみかけるマーガレットのようなお花は、このどちらか、ということになりそうです。

それでは、この2つのお花とマーガレットは、どんな違いがあるのでしょうか?

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シャスターデージーとマーガレットの違いは?

シャスターデージーとマーガレットの違いで一番わかりやすいものは、お花が咲く時期の違いです。

先ほどお話したように、

マーガレットは12~5月、シャスターデージーは5月下旬~7月頃にお花が咲きます。

梅雨時や、暑くなってきた初夏に咲いているのは、マーガレットではなくシャスターデージーの可能性が高いです。

もう一つ、見分けるポイントがあり、それは葉っぱの形の違いです。

マーガレットの葉っぱは、春菊のように深い切れ込みが入った形をしていますが、シャスターデージーの葉っぱは細長い形でふちがギザギザしています。

また、少しわかりにくいですが、マーガレットは株全体の形が丸くまとまっていますが、シャスターデージーはすらっと立ち上がった感じの形です。

フランスギクとマーガレットの違いは?

実は、フランスギクとマーガレットの違いも、シャスターデージーとマーガレットの違いと一緒で、花が咲く時期と葉っぱの形、株全体の姿で見分けます。

これは、フランスギクとシャスターデージーの見た目や性質がとてもよく似ているからです。

それでは、シャスターデージーとフランスギクに違いはあるのでしょうか?

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シャスターデージーとフランスギクの違い

フランスギクとシャスターデージーは親子の関係にあたるので、とてもよく似ています。

見分けるポイントは、葉っぱの形状です。

どちらも細長い形で、ふちにギザギザ(鋸歯といいます)がありますが、この鋸歯がフランスギクは深めで切込みのようになっているのに対し、シャスターデージーはノコギリの歯のように小さくとがっています。

また、お花や草丈など、全体的にシャスターデージーの方が大きめな印象です。

 

それぞれ、違いを表にまとめました。

マーガレット シャスターデージー フランスギク
開花時期 12~5月 5月下旬~7月頃 6~7月
特徴 株全体の形が丸くまとまっている ・すらっと立ち上がった感じの形
・花びらが細長い
シャスターデージーに比べると背丈や花の大きさが小さめ
葉が春菊のようになっている 葉が細長い形、ふちがギザギザ 深めで切込みのようになっている
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まとめ

今回はマーガレットは雑草化しているのか、シャスターデージーやフランスギクなのか、などについて調べてみました。

私が道端で見かけてマーガレットだと思っていたものも、実家の庭に咲いていて「これはマーガレット」と言われていたものも、おそらくシャスターデージーでした…。

とは言え、マーガレットもシャスターデージーもフランスギクも、どれも可愛らしくて素敵なお花なので、これからもみんなまとめて愛でていきたいなと思いました。

 

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