こより(紙縒)って、現代では普段そんなに使うものではありませんが、ごくたまに必要になるときがあります。
七夕のときに、七夕飾りや短冊を竹や笹に付けるひもとして、こよりは欠かせません。
また、幼稚園や小学校の夏祭りで水ヨーヨー釣りの露店を出すとき、ヨーヨーを釣るひもにこよりが使われます。
こよりは探せばお店や通販で売られてはいるのですが、もしサッと何かで代用して作れたら便利ですよね。
家にある物で代用できればお財布も助かります。
今回はこよりや、こよりの紙の代用になるものはないか、まとめました。
こよりの紙の代用になるものは?
こよりの名前の由来は紙を縒った(よった)物、「紙縒り(こより)」です。
紙であれば、どんな物でも代用品になるのでしょうか?
おうちにある紙で手作りするとすれば、どんな紙が使えるのでしょうか?
和紙(習字用紙など)
子供の習字用の半紙があれば、そちらを一枚拝借するのが一番手軽かもしれません。
半紙であれば、もし家になくても100均でもすぐに手に入りますね。
一番最初の部分を少しだけ湿らせると、うまくよることができますよ。
障子紙も代用品として使えます。
障子の張替えを自宅で行うというご家庭は、障子紙の残りをお持ちかもしれません。
そちらを細く切って使うのも、エコでいいですね。
丈夫なこよりが必要なときにはおすすめです。
また、お料理が好きな方は、お料理用の和紙、天ぷらの下に敷く天ぷら紙(天紙)や懐紙をお持ちかもしれません。
そちらもこよりを作る時の紙として使う事ができます。
ティッシュ
ティッシュペーパーであれば、ほぼどこのお宅にもありますね。
ティッシュは柔らかいので、半紙よりもより合わせやすいのが長所です。
力の弱い方や小さなお子さんでも作りやすいです。
ティッシュは2枚一組になっていますね。
こよりにする場合は、2枚合わせて使っても、1枚ずつに分けてもどちらでも問題なく作れますので、お好みでお使いください。
繊維方向に手で裂くと、はさみで切るよりも上手く早くできます。
トイレットペーパーもティッシュと同じようにこよりの紙の代用品として使えます。
安くたくさん作りたい時は便利ですね。
こよりは100均でも売ってる?
こよりは100均で買うことができるのでしょうか?
確かに売られているはのですが、いつも出会える訳ではないようです。
というのも、七夕用品として売られている事が多いからです。
七夕の準備をするシーズンである6月から7月上旬であれば、七夕飾りのコーナーに一緒に置いてある可能性が高いです。
それ以外のシーズンは置いていないことが多いので、その場合はあきらめて他のお店を探した方が良さそうです。
ホームセンターやデパートには、年中置いてある場合が多いですよ。
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こよりは紙以外で代用できる?
こよりは、紙以外のもので作ったり代用したりすることもできるのでしょうか?
子供向け、大人向け、それぞれの用途に適した代用品を調べてみました。
輪ゴム
輪ゴムを一箇所切ってひも状にした物も、こよりの代用に使えます。
水に濡れても切れないのが長所です。
水ヨーヨー釣りに使う場合は、先にクリップを付ければ良いですね。
つづりひも
こよりを紙を綴じる時のつづりひもとして使う場合がありますよね。
こよりをつづりひもとして使うメリットは、天然素材なので廃棄の時分別の必要がない事と、ホチキスの針よりずっと劣化が遅いという2点だそうです。
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つづりひもとしての用途で使われるこよりの代用には、このような紙や麻でできた新聞紙を束ねるひもであれば、
こよりの代わりにして紙をつづれば、やはり廃棄時に分別せずに済みます。
また、神棚や神社の飾り付け、しめ縄にもこよりが使われています。
御幣(ごへい、みてぐら)という紙の飾りを縛るためにこよりが使われますが、その場合は麻ひもで代用できます。
もともとは麻ひもが使われていたのですが、その代用としてこよりが使われるようになったのだそうです。
まとめ
今回は、こよりの代用品になる物や、こよりを手作りする時に紙の代用品になる物をまとめました。
こよりを「細長いひも」「紙」という2つの観点から考えていくと、今回まとめた方法以外にも、さまざまな代用方法が見付かりそうですね。
今度の七夕までに子供たちと考えてみるのも楽しいかもしれません。
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