赤ちゃんのこれからの健やかな成長をお祈りする「お宮参り」
神社でお参りするのは知っていても
・お宮参りに行く時は義理の実家、自分の実家どっちと行ったらいいの?
・お宮まりに行く時って、親はどちらにした方がいいの?
という点は意外と迷うかもしれません。
そんなお宮参りの「どうなんだろう?」について、私の経験を紹介しながらお話させて頂きます。
お宮参りはどっち?実家・義理の実家?
お宮参りに行く時、赤ちゃんとご両親が参加するのは大前提といえますが
「実家はどうする?」
という話題になりますし、そこから
「義実家と行く?私の実家と行く?それとも両家で行く?」
と発展してくのが予想されますが、実はこれについては「義実家と行くべし」、「実家と行くべし」という明確なルールはありません。
では、迷ったときはどうすればいいでしょうか?
お宮参りをどちらといくか迷った時は「婚家」を基準に
お宮参りを義実家と行くか?実家と行くか?
結論からいえば「どちらの実家と行ってもいいし、両家揃って行ってもいい」といえます。
ただ、昔からこうした行事の時に考えられていた基準に「婚家」があります。
婚家というのは「結婚して嫁または婿となって入籍した家」のことです。
つまり、結婚後に
・嫁に入ったのであれば「旦那さんの実家が婚家」
・婿に入ったのであれば「奥さんの実家が婚家」
となり、お宮参りなどの行事の際は婚家がメインとなるのがしきたりとなっていたとされているので、「どっちと行くべきか?」で迷った場合は婚家がどちらかを考えると答えが決まりますね。
しかし中には
・婚家が自分たちが住んでいる場所から遠い
・婚家は遠いけど実家は近い
という場合も考えられます。
そんな時は両家に
・近い方の実家でお宮参りをする予定だけど構わないか?
などをよく話し合ってください。
そして、どうしても話し合いでベストな案が出ない場合は
「お宮参りを義実家と実家で2回する」
という案も頭の片隅に入れておいた方がいいのではと思います。
お宮参りはどっちの親と行くの?
お宮参りに行く時に「どちらの家と行くか?」と合わせて「どちらの親と行くか?」も悩みどころといえるのではないでしょうか?
これについては先程お話ししました「婚家」を基準に考えますと、
「嫁または婿に入った家の親と行く」
となりますが、どちらの親と行くかとなった場合に覚えておきたいのが
「父方の祖母の役目」
です。
お宮参りの古くからのしきたり「赤ちゃんを抱っこするのは父方の祖母」
お宮参りの古くからのしきたりに
「お宮参りで赤ちゃんを抱っこするのは父方の祖母」
というのがあり、しきたりに従う形でしたら父方の祖母は一緒に行くべき人となります。
ちなみに我が家の場合は両方の実家が比較的近かったので、赤ちゃん・私達夫婦・両方の祖母でお宮参りに行き、神社で受付をしてお宮参りが終わるまで父方の祖母となるお義母さんに赤ちゃんを抱っこしてもらいました。
当初、私の母をお宮参りに誘ったら、「お宮参りは婚家で行くものだから、私はいいよ」と言っていました。
しかし、義母が「せっかくですから、一緒に行きませんか?もうそういうしきたりも、今はあまり関係なくなってきていますし」と私の母に連絡をし、両方の祖母が参加という形になりましたが、母に
「神事の時の抱っこはお義母さんがするのがしきたりだよ。」
と言われましたので、そこはしきたりにのっとる形としました。
お宮参りで実家のお祝いの例は?
お宮参りを「婚家」を基準で考えたとしても、お祝いについては義実家と実家どちらでもすることがあります。
私もお宮参り後のお祝いは義実家でしましたが、その後実家に帰省した時に実家の家族と私たち家族で、お宮参りのお祝いをしました。
実家でのお祝いで多いのは「家でゆっくり、のんびり食事会」
実家でしたお祝いは、私の母がお祝い全の仕出し弁当を注文してくれていたので、それを皆で食べるという食事会的なお祝いでしたが、手芸が得意な母が「お宮参りのお祝い」と娘に手作りのブランケットと生まれてからお宮参りまでのアルバムをプレゼントしてくれてました。
これはとても嬉しかったし、どちらも今でも保管しています。
他のママ友さんに「実家でお宮参りのお祝いした?」と聞いてみたら、私の実家と同じように「食事会的なお祝い」をした答えが多かったです。
生後1か月余りの赤ちゃんと産後のママのことを考えますと、ご実家でのんびりの方が負担が少ないですし、おじいちゃん・おばあちゃんもお孫ちゃんとゆっくり過ごせるので、こうした形でのお祝いになるのでしょうね。
経験者からのお宮参りについてのアドバイス
最後にこれから初めてお宮参りに行くという方の為に、経験者としてアドバイスをお伝えさせて頂きます。
赤ちゃんグッズは前日多めに用意しておく
まず初めに紙おむつ、おしりふき、粉ミルク関係などの赤ちゃんグッズは、前日に多めに用意しておきましょう。
そして、お宮参り行っている途中やお参り中に「足りない!」となっても、すぐに買えるか分かりません。
また、あらかじめ用意しておけば当日の準備に手間取らずに済みますよ。
時間に余裕を持って行きましょう
それから時間に余裕を持って行ってください。
これは赤ちゃんにミルクや授乳をしていたり、おむつを替えたりしている途中に呼ばれる可能性があるからですが、もしも途中で呼ばれても待ってくれたり、次の時間にずらせたりできる場合もありますので、焦らないでくださいね。
抱っこするのは誰かを決めておく
先程「お宮参りで赤ちゃんを抱っこするのは父方の祖母」というしきたりのお話をしましたが、今はこのしきたりが昔ほど絶対というものではありませんし、参加者の状況によってはパパ・ママが抱っこしたり、母方の祖母が抱っこしたりという場合も多いそうです。
だからといって「じゃあ、私(ママ)が抱っこします」となると、「あら?しきたりなら、私(父方の祖母)のはずなのに...」と気にしたり、「それは父方の祖母の役目よ!」となりかねません。
そうならない為に
「お宮参りの時に赤ちゃんを抱っこする担当」
を決めておいた方が、あとあと「お宮参りの時に...」と妙なミゾやトラブルにならずに済みます。
そして何より、神社で揉め事なんて避けたいですよね。
まとめ
赤ちゃんの健やかな成長を祈るお宮参り。
昔ほど「しきたり重視」というものではなくなっているようですが、かといってしきたりを気にする人がいないというものでもないので、
・どちらの実家と行くか?
・どちらの親と行くか?
で迷った場合は、こちらで紹介した
・婚家を基準にして考えてみる
・お宮参りで赤ちゃんを抱っこするのは父方の祖母の役目というしきたり
という2つのポイントに的を絞ると決めやすくなるでしょうし、このポイントふまえてご実家に相談してみると話がスムーズにまとまりやすいかもしれませんね。
私は赤ちゃんの健やかな成長は誰もが願うものだと思いますし、出来れば滞りなく済ませたいもでもあると感じていますので、そうした中で今回の記事が参考になって、皆さんのお宮参りが無事に終わることを願っております。