離乳食の初期から使えるうどん、大人のごはんから取り分けしやすいので、よく使う食材ですよね。
でも気になるのが塩分、うどんには意外と多くの塩分が含まれているんです。
そこで今回は、うどんの塩抜きの必要性や、いつまでやったらいいのかについて調べてみました。
離乳食のうどんは塩抜きすべき?
うどんを茹でてそのまま食べてみると、意外と塩気があることがわかります。
食べてわかるくらい塩分が含まれているので、やはり塩抜きしたほうが良さそうですね。
うどんの塩抜きについて調べる前に、具体的にうどんの塩分や赤ちゃんが食べてもいい塩分量について確認しておきましょう。
うどんの塩分量は?
うどんには実際にどのくらいの塩分が含まれているのでしょうか?
商品によって多少の差がありますが、1人前のうどんで、
冷凍うどん 茹でる前1.2g→茹でた後1.2g
くらいです。
うどんはゆでることによって塩分がゆで汁に流れていきますが、
一度ゆでてから冷凍している冷凍うどんはもう一度ゆでても塩分の変化は少ないので、摂取する塩分は高めです。
そこから考えると、特に冷凍うどんは結構な量の塩分が含まれていると言えそうですね。
それでは赤ちゃんが摂取してもいい塩分量はどのくらいなのでしょうか?
赤ちゃんが食べてもよい塩分量は?
先ほどと同様に、日本人の食事摂取基準2020年版によると、
食塩は小さじ1でおよそ5〜6gなのでで、1.5gは小さじ1/4くらいです。
先ほどもご紹介しましたが、成人男性の目標摂取基準は7.5g未満、成人女性が6.5g未満なので、赤ちゃんが食べてもいい塩分量は大人の1/4くらいということになりますね。
この摂取基準、1〜2歳は3.0g、3〜5歳は3.5gなのですが、それではうどんはいつまで塩抜きをしたらいいのでしょうか?
うどんの塩抜きはいつまで?
いつまで塩抜きするかは、具体的な決まりはないようです。
いろいろ調べてみましたが、離乳食が完了する1歳〜1歳半ぐらいまでと言う意見が多かったです。
離乳食が完了し、幼児食になるくらいから徐々に味付けもしていくので、それに伴って塩抜きも終了する、といった感じです。
ただ、うどんも出汁と一緒に食べるようになると、出汁の塩分も摂取することになるので、気になる方はもう少し長く塩抜きをしてもいいかもしれませんね。
ところでうどんは塩抜きするなどして、離乳食を薄味に仕上げるのには、どんな理由があるのでしょうか?
離乳食は薄味にするのが無難
離乳食を薄味にするのには、二つの理由があります。
一つ目は、赤ちゃんの未発達な腎臓に負担をかけないためです。
離乳食は母乳やミルクではない固形の食べ物を摂取することで、赤ちゃんの唾液や消化液の分泌を増やし、胃や腸の消化吸収力が発達させていく意味もあります。
突然、塩分が多く含まれるものを食べると、消化吸収がうまくできず、赤ちゃんの体に大きな負担になってしまうんです。
これは塩分に限らず、油や糖分にも言えることです。
そして二つ目の理由は、濃い味付けは習慣化しやすいので、薄味に慣れさせるためです。
赤ちゃんや子供の頃から濃い味付けの料理を食べていると、薄味では美味しく感じなくなってしまいます。
赤ちゃんの味覚はとても繊細で、本来は薄味でも美味しく感じられるようになっています。離乳食を薄味にしすることは、赤ちゃんの体と味覚を健全に育てるために必要なんですね。
ところで、そんな離乳食を薄味に仕上げるために大切なうどんの塩抜きは、どうやってやるのでしょう?次はうどんの塩抜きの具体的な方法をご紹介します。
うどんの塩抜きをする方法
うどんの塩抜き、実は簡単にできるんです。
先ほどもお話ししましたが、うどんをゆでるとゆで汁に塩分が溶けて流れていきます。
時間は5分程度でOK。
急いでいるときは、流水で洗うだけでもだいぶ塩分が流れてくれるので、そちらもおすすめです。
また、ゆでたうどんを、味付けしていない出汁で煮てもいいですよ。
ただし、出汁の方に塩分が移動しているので、汁ごと与えないようにご注意くださいね。
まとめ
今回はうどんの塩抜きはいつまで必要なのか、その方法などについてまとめてみました。
最近は赤ちゃん用の、食塩不使用のうどんや、大人用の冷凍うどんでも食塩不使用のものが販売されています。
「離乳食では赤ちゃん用の食塩不使用のうどんを使っている」という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、普通のうどんを使うと、大人のごはんから取り分けられるというのが、最大の魅力です。
状況に応じて上手に使い分けられるといいな、と思いました。
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