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千羽鶴の色はバラバラでもいいのか,タブーでダメな色や組み合わせは?

千羽鶴は、日本人にとってとてもなじみがあるものですよね。

しかし大人になって考えてみると、大切な人のために折る折り鶴に、使ってはいけない色があるのでは?と疑問に思う人もおられると思います。

この記事では、折り鶴の色のルールや、配色の仕方についてまとめています。

目次

千羽鶴の色はバラバラでも良い?

まず千羽鶴の色の配色についてですが、バラバラでもいいですが、やはり見栄えがいいのはグラデーションになっている千羽鶴だと思います。

色の配色の仕方については、下記にまとめているので参考にしてみてくださいね。

ただ、千羽鶴には千羽の鶴が必要。一人で作るのは大変ですよね。
何人かに分けて千羽鶴を折るため、折紙の数に限りがあったり色の打ち合わせなどができない場合は、多少バラバラしてしまっても仕方がないと思いますし、それでももらった相手に気持ちは伝わると思いますよ。

私が小さいときに入院中の父親のために折った千羽鶴は、色はバラバラでしたね。ただ、もらった父は、とても喜んでくれましたよ。
子供が作ると、バラバラになってしまいがちだと思います。折り紙の数を計算して折っても、失敗したりして足りなくなってしまうこともありますよね。

色合いが揃っていたらとても綺麗ですが、そうでなくても気持ちが伝わればいいのではないかと思います。

千羽鶴の色に意味はある?タブーの色は?

まず千羽鶴の色の意味については、色それぞれ特別な意味はありません。
グラデーションを作るために、色んな色を使って作ることが一般的ですね。

ただ、迷信のような意味合いで、実はあまり使ってはいけないと言われている色があります。

・黒:お葬式や喪服を連想させて縁起がよくない
:血を連想させて縁起がよくない
グレー:火葬の後の骨を連想させて縁起がよくない
:つなげたときに浮いてしまう
ただし、これは決して決まったものではなくいわば迷信のようなもので、信じる人も信じない人もいます。
綺麗なグラデーションを作るために、例えば赤は使いたいですし、ご自身が使いたいと思われるのであれば使っても大丈夫です。
千羽鶴はそれぞれの人が相手のために1つずつ想いを込めて折ったもの。「この色が入っているから縁起が悪い!」なんて思う人は、実際そんなにいないのではないかと個人的には思います。

鶴の首は折る?折らない?

千羽鶴を折る際に、しばしば議論になるのは「鶴の首は折るのか折らないか」ということ。

これも決まったことはなく、迷信のようです。
ただ、「首を折るのは縁起が悪い」として折らないという人も多くおられるようです。

これについて調べてみると、「日本折紙協会」という折紙の啓蒙を行っている協会の見解からは、

「縁起が悪いことは全くない、折らないと頭ができないので、折ってほしい。」ということが書かれていました。

確かに、首を折らないとどちらが鶴の頭かどうかがわからないですよね。
通常の折り鶴と同様に、首を折って千羽鶴を作って良いと思いますよ。

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千羽鶴の色の組み合わせや順番はどうするべき?

千羽鶴の色の組み合わせはとても悩みますよね。

例えば入院中のかたには、あまり暗い色は使わず明るい色で作ると、もらった方も嬉しいのではないかと思います。病室にカラフルな色があると、見て元気になりますよね。

千羽鶴の色の組み合わせは、決まった順番はないのですが、千羽鶴を折るためにこのような作り方があるようなのでご紹介します。

①薄い色を上に、濃い色を下に、徐々にグラデーションを作る
千羽鶴は、上側が薄い色(例えば白色)のほうが、綺麗に見えます。
そして、だんだんと下に向けてグラデーションを作ります。

②単色で1本ずつ色を作り、それを束ねる
1本ずつグラデーションを作るのではなく、それぞれの色で1本ずつ作り、まとめるという方法です。これも、とても綺麗に、オシャレに見えますよ。

③1本ずつグラデーションを作る方法
これは色の数によるのですが、虹のようにきれいなグラデーションを作ることができますよ。

今回は、7色の場合と、10色の場合をご紹介します。使う色は、それぞれ、下記を想定しました。

7色 10色

ピンク



オレンジ
黄色

ピンク

水色

オレンジ
薄いオレンジ
黄色

黄緑

順番としては、下記の順にすると綺麗なグラデーションになります。

7色:ピンクオレンジ→黄
10色:ピンクオレンジ薄いオレンジ黄緑水色

 

鶴は、だいたい20~100羽ずつまとめるのが一般的なので、

7色の場合は1色につき3羽~14羽ずつ
10色の場合は1色につき2羽~10羽ずつ

まとめると、綺麗にまとまりますね。

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まとめ

千羽鶴の色や組み合わせは、決してダメなことがあるということでなく、迷信的な要素が強いということでした。

日本折紙協会でも「決まったことはない」ということなので、あとは自分が何を信じるか、だと思います。

また、調べると千羽鶴の歴史は、実ははっきりしないということが書かれてありました。

昔ながらの歴史がありそうですが、実は口承的な要素が強いんですね。私も、小さいときはおばあちゃんに作り方を教わって、最後に糸を通してもらって入院中の父親に届けたという思い出があります。

千羽鶴は、いただくととてもありがたい気持ちになりますね。折る方にとっては、思いを込めて作りたいですね。

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