夜勤のお仕事というと、看護師をはじめとする医療従事者や警察官、消防士などが真っ先に浮かびます。たくさんの職業の方に支えられて、私たちの生活は成り立っているんですね。
私も少しだけ夜勤で働いたことがあります。
夜勤で働かれている方は、夜勤明けに家に着くと、やっぱり少しお腹がすいているけど、食べていいのかどうか、ちょっと悩みますよね。
夜に働いた後の食事や眠り方など、この記事では夜勤明けの食事や過ごし方についてまとめています。
夜勤明けの寝る前の食事はしても良い?
夜勤のお仕事が終わると、ほっとして何かおいしいものを食べたくなる方は多いと思います。
「お腹も空いているけど、普通に食べちゃっていいのかな…」と思ったことはありませんか?
実は、寝る前に脂質や糖質の多い食事をすると、胃腸に負担がかかってしまい、安眠しにくくなってしまうんです。
そしてもちろん、脂肪を貯めやすくなってしまうので、太ってしまう原因になることも…!
ただ、お腹が空いているのに何も食べないと、ストレスがたまってしまって、気持ちも身体も休まらないですよね。
なので夜勤明けには、消化に良いものを少量食べるのがおすすめです。
うどんや柔らかめのごはん、野菜スープやお味噌汁などがいいですよ。
また、就寝する30分から1時間前くらいには食事を終えるのもポイントです。
実は食べてからすぐに寝ない方がいいのには、理由があるんです。
夜勤明けですぐ食べるとどうなる?
実は私たちが食事を終えると、胃腸はすぐに消化活動を始め、消化が終わるまで働き続けます。
胃腸が活発に働いているということは、睡眠をとっていても臓器は寝ていないので、熟睡できず疲れも取れないですし、胃腸にも負担がかかってしまい、消化不良になってしまうことがあります。
食べた後すぐは、消化活動を優先させるために、ゆっくり食休みをしているのが良さそうですね。
それでは食事に限らず、夜勤明けはどうやって過ごすのがいいのでしょうか?
次は夜勤明けの過ごし方について調べてみました。
夜勤明けの過ごし方は?
夜勤明けは「とにかく疲れているし、眠りたい」という方も多いと思いますが、夜勤明けはどのように過ごすのがいいのでしょうか?
人間にはサーカディアンリズムという、睡眠と覚醒を繰り返す体内時計が備わっています。
このリズムは約1日の周期で調整しているので、夜勤明けでもサーカディアンリズム沿った過ごし方をすると、身体が回復しやすいんですよ。
夜勤明けは短い睡眠をとり、日中まだ明るいうちにしっかり活動できる体力を回復して、夜はいつもと同じ時間に眠ると、サーカディアンリズムに沿った生活に戻せます。
そして、スムーズに睡眠に移行するためには、仮眠する2、3時間前に入浴をして身体を温めるといいですよ。
40℃くらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、疲れを取りつつリラックスして体温を上げ、それがゆっくり下がってくると、自然と眠くなってきます。
また、散歩やウォーキング、ヨガなどの軽い運動をするのもおすすめです。
適度に身体へ負荷をかける運動をすることで、程よい疲労感から寝つきが良くなりますよ。
それでは実際に、どのくらいの時間眠ればいいのでしょうか?
次は夜勤明けの睡眠時間について調べてみました。
夜勤明けの睡眠時間
夜勤明けにはどのくらいの時間眠ったらいいのでしょうか?
睡眠には、ご存知の通り脳が活発に働いている「レム睡眠」と大脳も休息して脳や肉体の疲労回復を図っている「ノンレム睡眠」の2つがあります。
そしてこのレム睡眠とノンレム睡眠には一定のサイクルがあり、まずノンレム睡眠から始まって一気に深い眠りに落ち、その後1時間ほどで徐々に浅い眠りに移行してノンレム睡眠になります。
このレム睡眠時に起きると、目覚めが良くなってスッキリ起きやすいんです。
なので、夜勤明けに眠る時はこのノンレム睡眠からレム睡眠の1サイクル、およそ2時間程度の仮眠を取るといいですよ。
ある程度、疲労回復をしつつ、目覚めも良くなるのでおすすめです。
まとめ
今回は夜勤明けの食事や睡眠の取り方、日中の過ごし方などについてまとめてみました。
友人の看護師に夜勤明けの過ごし方を聞いてみたのですが、「ちょっとだけごはん食べて少し寝て、後はいつも通り規則正しい生活をしてるだけだよ」と笑っていました。
まさに、色々調べた通りの過ごし方をしていた友人ですが、彼女はとても元気で笑顔に溢れる人なので、それを聞いてなんだかとても納得しました。
大変な夜勤のお仕事ですが、夜勤明けこそ、無理せずストレスをためずに過ごせるといいですよね。
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