小売業という言葉、業種の分類などでよく聞きますよね。
でも、小売業とは一体なんなのか具体的に説明するとなると、難しいかと思います。
今回は小売業について詳しく説明していきたいと思います。
小売業とは?わかりやすく解説!
小売業とは簡単に説明すると、最終消費者に販売する事業、またそのお店のことを指します。
そもそも商品は、
↓
②商品を流通させる卸業者
↓
③商品を販売する小売業者
という流れを経由して消費者の元へ届くことが一般的です。
ここでいう③にあたるのが、小売業者というわけです。
ただし、例えば靴や鞄などを販売をしている会社が、自社で製造したものを直販する場合は製造業に分類されます。
小売業とはあくまでも、「仕入れて売る」、という業種になります。
小売業の業種の例
それでは、小売業にはどのような業種があるのかみていきましょう。
・百貨店
・家電量販店
・コンビニエンスストア
・アパレルショップ
・ホームセンター
・ドラッグストア
・100円ショップ
こうしてみると、普段私たちが日常的に利用するほとんどのお店が小売業と言えます。
主に店舗を持つ場合が多いですが、ネットショップや訪問販売のようなお店を持たない形式の営業スタイルに関しても「小売業」とする場合もあります。
サービス業との違いは?
サービス業とは、物を売る小売業と違い、情報や技術、教育など様々なモノを提供する業種です。
サービス業の代表的なものとして、
・情報サービス:ソフトウェア関連
・インターネットサービス:サーバー運営やサイト運営
・教育職:学校、幼稚園、保育園、介護老人保護施設
などがあります。その種類は様々ですね。
技術力が高い、または資格がないと就くことができない仕事も多いです。
例えば学校の先生であれば教員免許、美容室で働くなら美容師の国家資格が必要です。
一般的にはサービスを提供する業種ではありますが、サービス業のなかでも、モノを販売することもあります。
例えば、美容室などでヘアケア商品を販売されていますよね。
仲卸(なかおろし)業とは?
仲卸業とは、卸売業と小売業を仲介する仕事です。
例えば、青果や水産、花の卸売市場で、卸売業者と小売業者を仲介します。
市場には一般の方が出入りすることがないので、仲卸業については知らない、聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんね。
最近ではスーパーが筆頭になってきているので、仲卸業自体は減ってきていることからも、あまり知らないという人も多いと思います。
水産や青果、花それぞれに卸売の連合会があります。
飲食店は小売業なの?
飲食店は小売業に分類されるのでしょうか。
なんとなく、サービス業に含まれるようにも思いますが、正解は「飲食サービス業」に分類されます。
「飲食サービス業」では、お客様の注文に応じて調理する飲食料品、その他の食料品または飲食をその場で飲食させる事業所ならびに、客の注文に応じて調理した飲食料品をその場で提供または客の求める場所に提供する事業所およびお客様の求める場所において、調理した飲食料品を提供する事業所のことを指します。
ただし、飲食料品を扱っていても「飲食サービス業」に該当しない場合もあります。
その一つが「小売業」というわけです。
「飲食サービス業」のうち、「飲食店、持ち帰り・配達飲食サービス業」が小売業となります。
具体的にこの小売業に分類される飲食店にはどのようなものがあるかと言いますと、
お持ち帰り弁当屋やクレープ屋、移動販売などの「お持ち帰り飲食サービス業」、
また、宅配ピザ屋やデリバリー専門店、給食センターなどの「配達飲食サービス業」などがあります。
まとめ
今回は「小売店」について紹介しましたが、少しややこしくて難しいですね。
ただ、調べていくと私たちの生活にとても身近なものであることが分かりました。
業種といっても細かく分類されているものもあり、調べていくとなかなか興味深いですよね。
ご自分の職業がどの業種に分類されているか、改めて調べてみるのも良いかもしれませんね。
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