塩や砂糖・醤油などは家庭には欠かせない調味料ですが、正しい保存方法は意外と知らないものです。
保管方法に迷ったら、なんでも冷蔵庫に入れておけば大丈夫!と思いがちですが、実はそうではない場合もあります。
今回は、レギュラー陣の調味料の中から砂糖を取り上げます。砂糖は、冷蔵庫で保管しても良いのか、また固まった場合の対処法をまとめました。
砂糖は冷蔵庫で固まる?保存は?
結論から言うと、砂糖は冷蔵庫に入れると固まってしまいます。
全ての砂糖がそうではなく、砂糖の種類によっては固まらないものがありますが、一般的に使われる白砂糖は固まりやすいです。
暑い時期などは砂糖を冷蔵庫に入れた方がいいと思われがちですが、決してそうではなく、冷蔵庫に入れるのは適していません。
なぜ砂糖は冷蔵庫で固まる?
そもそも砂糖がなぜ固まってしまうのでしょうか。
砂糖は、実は乾燥と湿気に弱いのです。
冷蔵庫の中は意外と乾燥しています。冷ご飯をうっかり冷蔵庫に2~3日入れたままにしていると、カチカチになってしまっていた…ということはありませんか?これ、私はたまにやってしまいます(苦笑)冷蔵庫はそのくらい乾燥しているんですよね。
また、冷蔵庫は頻繁に開け閉めすることで結露しやすいです。
さらに毎回砂糖を使うたびに冷蔵庫から取り出すと、急激な温度変化で余計に結露が付きやすくなってしまいます。よって、その水分が砂糖に付くことで固まりやすいのです。
冷蔵庫に入れると、乾燥と湿気のダブルパンチを受けてしまうんですね。意外と強そうなイメージですが、意外にダメージにはかなり弱い調味料なのです。
砂糖は必ず常温保存して、固まるのを避けましょう。
砂糖が固まった場合はどうする?
砂糖が固まってしまうと、ショックですし、本当に使いづらいですよね。
でも、焦らなくて大丈夫です。
身近なもので、固まってしまった砂糖を元に戻す方法があります。
①霧吹きをかける
霧吹きをかけてもとに戻すという方法があります。
砂糖は乾燥して固まってしまうので、それを逆手に取り水分を与えてあげます。
少量ずつ、様子を見ながらかけてみましょう。
しかし、これはその時に使う量だけにしてくださいね。砂糖は湿気にも弱くデリケートなので、一度にかけるとまた固まってしまう可能性があります。
②食パンのかけらを入れる
ふわふわの食パンを砂糖の容器に入れると、食パンのほどよい湿気が砂糖に入って元に戻ることがあります。
しかし、衛生面から、これもその時使う量だけにしておきましょう。
③炭を入れる
炭を、砂糖の容器に入れておくと固まるのを防ぐことができます。
この炭は、浄水のために入れるような種類のものが良いです。
④サラサラの砂糖と一緒に入れる
新しい、サラサラの砂糖を同じ容器に一緒に入れておくと、元に戻ることがあります。
容器に入った砂糖と、同じ量の砂糖を入れるだけです。
これが一番やりやすい方法かもしれません。
もしまだ容器に入れていないサラサラの砂糖があったら、入れてみましょう。
砂糖はどこで保存するべき?
砂糖は湿気や乾燥に弱いと書きましたが、どこに保存するのが良いのでしょうか。
砂糖なので、置き場所が悪いと虫がきて大変ですよね。
また、キッチンはコンロ横などは、熱くなったり湿気が多いのでオススメできません。
直射日光が当たる場所も、良くありません。
砂糖の保管場所でオススメなのは、下記の2つ。
・戸棚や食器棚
・シンク下
私は常温で保存できる調味料類をシンク下にまとめて入れています。
砂糖は、しっかり瓶で密封して保存しています。
今まで砂糖が固まったことはありませんよ。
シンク下だと瓶をうっかり落として割る心配がないので、とても便利ですね。
しかし、同じシンクの下に洗剤などを一緒に入れないようにしてくださいね。砂糖は匂いが移りやすいです。
・戸棚や食器棚
戸棚や食器棚の中に入れておけば、日光も当たらず砂糖の保存に適しています。
ただ、高いところに置くと、落とさないように注意が必要です。
塩は冷蔵庫で保存できる?
砂糖が冷蔵庫の保存に向いていないとすれば、塩はどうなの?と思いますよね。
実は、塩は湿気に弱く、冷蔵庫の保存に向いていません。
また、キッチンの湿気が多いところに置くと固まってしまいます。
ついついキッチンの手の届きやすいところに置いてしまいますが、やはり砂糖と同様に戸棚やシンク下など、直射日光が当たらず湿気が少ない場所に置くのが適していますね。
まとめ
とても身近な調味料の砂糖ですが、冷蔵庫で保存するのはNGです。
固まってしまうとショックですよね…。料理に使うとき、いちいちガリガリ削るのもとても面倒。
固まってしまったら、霧吹きをかけたり、新しい砂糖をかけたりすると元に戻ることもあるので、ぜひ試してくださいね。
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