「刻む」「潰す」「混ぜる」といった便利な機能がギュッとつまったブレンダー。
調理時間を短縮してくれる心強い味方ですよね。
普段の調理はもちろん、離乳食や介護食をつくるのにも便利です。
ブレンダーと似たもので泡立て器がありますが、どのような違いがあるのかご存知でしょうか?
今回はブレンダーと泡立て器の違いなどについてまとめました。
ブレンダーと泡立て器の違いは?
ブレンダーと泡だて器の違いは、主に下記の通りです。
ブレンダー
ブレンダーは、先端に付いた回転刃で食材を攪拌(かくはん)・粉砕(ふんさい)し、混ぜるために使います。
コンパクトなものが多く、鍋やボウルお皿に材料を入れてそのまま使用することができます。
また、専用のアタッチメントを付け替えることで、細かく刻む、すり潰す、混ぜる、泡立てるなどといった、複数の用途に対応することが可能です。
コンパクトゆえに一度に処理できる量が少ないのですが、少量のドレッシングやソースを作るときにも便利です。
泡立て器(ハンドミキサー)
生クリームや卵に空気を含ませながら泡立てるために使う道具です。
ブレンダーと違って「泡立てる」という機能のみですが、材料をきめ細やかに混ぜ合わせ、滑らかで艶やかな状態にすることができます。
生クリームやメレンゲなど、お菓子作りに最適な道具です。
ブレンダーは泡立て器の代わりになる?
ブレンダーが泡立て器の代わりになるのではと考える方も少なくないでしょう。
結論から言うと、泡立て器の代わりにブレンダーを使うのはオススメしません。
泡立て器が空気を含ませながら混ぜるのに対して、ブレンダーはあくまで「刻む」「潰す」といった調理になります。
なので、ブレンダーで生クリームを混ぜても全然固くならなかったり、固くなったとしてもモーターの力が強い分、クリームが硬くなりすぎたり分離してしまったりと、仕上がりはハンドミキサーを使ったものよりも格段に劣ります。
ただし、ブレンダー本体では泡立て器の役割は果たせないものの、最近は専用アタッチメントの種類がたくさん出ているような多機能なものが多く販売されており、その中に泡立て器があれば先端を付け替えて泡立て器として使用することができます。
ブレンダーで泡立てられるものは何がある?
アタッチメントを付け替えれば泡立て器として使えるといいつつも、付け替えるのが面倒だったり、アタッチメントに泡立て器がない場合もありますよね。
実は、ブレンダー本体のまま泡立てる方法があるのです。
どういう方法かというと、少量で、かつ軽量カップ入れてその中で泡立てる、というものです。
ホールケーキに使うようなたくさんの生クリームは難しいですが、スイーツのトッピングに使う程度の少量ならブレンダーでも作れるというわけですね。
泡立て器以外でメレンゲや生クリームを泡立てる方法は
お菓子作りにおいて、かなりの頻度で必要になるのが泡立て器ですが、泡立て器もブレンダーも無いという方のために、お家にあるもので生クリームやメレンゲが簡単に作れる方法をご紹介します。
レモンかジャムを使う
生クリーム200ccに、レモン汁小さじ2 or ジャム(何ジャムでもok)大さじ2を加えて、スプーンやヘラで混ぜると、あっという間に生クリームが作れます。
レモンやジャムの風味がほんのりついて、さっぱりとした生クリームになります。
ペットボトルなどを使う
生クリームの風味を変えたく無いという場合は、こちらの方法がオススメです。
ペットボトルや蓋つきの空き瓶、タッパー、ジップロック、マヨネーズの空容器などに生クリームを入れ、ひたすらシェイクします。
ペットボトルは持ちやすく、少量であればジップロック、絞り出して使いたいならマヨネーズの空容器がオススメですよ。
卵白を凍らせる
こちらはメレンゲを簡単に作る方法になります。
卵白をシャーベット状になるまで凍らせてから、フォークもしくは菜箸を何本か持って混ぜると早くメレンゲを作ることができます。
まとめ
面倒なみじん切りやすり身、スープ、離乳食などなど、一台でマルチに何役もこなしてくれるブレンダー。
忙しい人の食生活を楽にしてくれるだけでなく、料理の楽しさもグッと広がること間違いなしです。
リーズナブルなモノから高価なモノまで選択肢が豊富にありますので、自分にぴったりな一台をぜひ見つけてみてください。
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